2019.07.22
えいじいくらふと・わんせるふ合同余暇活動
7月20日(土)えいじいくらふと・わんせるふで合同の余暇活動を実施いたしました。
今回は関西ゲートウェイ(ヤマト運輸の茨木にある物流センター)の見学と、外食訓練を実施してきました。
最新の物流拠点の設備、仕事の内容を学び、皆さん大変色んなことに興味を持たれた様子でした。
外食訓練では、外食時のマナー等を実践の中で感じてもらうことが出来る、大変良い機会となりました。
ここまでは、普段の余暇活動のご報告です。今回は少し余暇活動を2事業所合同で行った意味について、
少し触れておこうと思います。少し話は硬くなります。
わんせるふ(生活訓練)は2年という期限付きの制度です。この2年というのは実は、長いようで短く、
色々と考えさせられながら、皆さんと頑張っております。
何が難しいかというと、2年間という期間の中で、”生活の力”をつけるための訓練を行うとはいえ
それぞれ必要とされる生活の力が大きく異なる上、何が出来ればゴールという目標設定が難しい
ところにあるように感じています。
例)調理:カップラーメンに湯を入れて食べること出来ればOK
or
健康を意識したバランスの良い食事を作り、毎日続ける
調理一つでも大きなゴールの違いがあり、皆さんのニーズから考えると、どちらが正しいというわけではない
ようにも感じられ、ゴール地点が無数に存在します。
皆さんのそれぞれのニーズに合致する目標設定とそれを2年間で達成していくという点で、いつも考えさせられる
状況です。
次に今回合同で余暇活動を実施した、大きな目的それは、2年後の進路を考えた準備です。
保護者様も参加頂く、三者面談(本人、保護者、職員)でとある保護者様より、「わんせるふの訓練が楽しい、
ずっとここで訓練を続けるのは難しいですか」というお言葉を頂きました。4月に始めたばかりの訓練で、
そこまで本人が楽しんでくれて、保護者の方よりそういったお言葉をいただけたことは、大変光栄でしたが
、ずっとここでの訓練という希望には、制度上難しいとしか、お伝えすることが出来ませんでした。
そこで、ご本人は、わんせるふを利用される前、えいじいくらふとでしっかりと訓練をがんばられておられた
という状況を思い出し、期限終了後も、安心して自信持って訓練に通える自分(えいじいくらふとを頑張っていた感覚)
を覚えていてもらいたいと考え、この度えいじいくらふとの余暇活動にわんせるふも合流させてもらいました。
余暇活動であっても、仲間とのコミュニケーションがとれ、以前自分が通っていた環境と繋がっているということが、
大切なことでないかと考えたからです。
今後えいじいくらふと、すぷらうと等の事業所と連携を高め、2年という期間が終了した際の進路として、
ご本人がより良い進路の選択ができるよう、環境を整えていきたいと思います。
(今回の余暇活動での写真をUPできておらず、すいません。見学先での撮影がNGであったため
写真数が少なかったです。)